第30回日本総合病院精神医学会総会の告知サイトです
ワークショップ事前参加申込

事前参加が必要なプログラムに関しては下記より申込書をダウンロードの上、
運営事務局までE-mailにて送付ください。
jsghp30@c-linkage.co.jp

申込締切予定各セッションをご確認ください。
※定員になり次第締め切り

ワークショップ

11月17日(金)9:30~11:30(第5会場)
WS1. がん患者の死に対する不安・恐怖にどのように対応するか?
本研修会の目的は、がん患者の精神症状に対するコンサルテーションに関して実地臨床で役に立つような学びを得ていただくことである。がん臨床の現場で時々遭遇し、かつ対応に難渋するような事例を提示し、対応法についてさまざまな観点から検討することを毎年行っているが、今回は「がん患者が直面する死の恐怖」について取り上げる。がんなどの生命の脅威となる身体疾患に罹患し、恐怖を感じている患者に対して、リエゾンの現場ではどのような切り口でアセスメントし、能動的な関わりが出来るのか、臨床経験豊富なディスカッサントが具体的なケースをライブの状況で検討する中で考えたい。
研修会当日は石田より実地臨床における経験に基づいた症例提示を行い、岡島(精神科医)、木下(緩和ケア医)、高橋(看護師)、小林(心理士)は、それぞれの観点より対応法について様々な意見を述べる。また、大西、中原はフロアを巻き込んだディスカッションを展開させる。

企  画
がん対策委員会

参加申込
方法
当日先着順にてご参加いただけます。

11月18日(土)9:15~11:15(第4会場)
WS2. 若手医師・多職種のためのせん妄予防と治療2017
せん妄は総合病院で最も頻繁にみられる精神・行動の障害で、実際、精神科コンサルテーションのうち最も多い障害の一つである。一過性の病態と考えられていたが、多くの研究から一旦発症するとその後の身体予後の悪化ばかりでなく、認知症発症の危険性が高くなり、さらに医療経済面でも悪影響を生じることが知られるようになっている。このように非常に重要な臨床分野であるが、確立した高いエビデンスに基づく予防的介入や治療的介入は未だない。
自分の行っているせん妄への対応はこれで良いのか?上級医から指導された方法は本当に正しいのか?看護スタッフの対応はこれでよいのか?何かよい予防策はないか?など、日ごろの臨床で生じる疑問は多々あると思う。2015年から毎年行っている本ワークショッップでは、提示する症例に対する小グループや全体での議論およびある程度のエビデンスをもった対応の解説を通して、せん妄のケア・対応、治療的介入、予防的介入などを検討したい。

座  長
八田耕太郎
順天堂大学医学部附属練馬病院

岸  泰宏
日本医科大学武蔵小杉病院

演  者
松井健太郎
東京女子医科大学

小田原俊成
横浜市立大学保健管理センター

参加申込
方法

定  員
40名

内  容
参加者事前登録40名募集(1班8名で計5班)
・症例および課題を呈示し、それに対して班ごとに議論・発表。症例呈示者が解説

企  画
治療戦略検討委員会

申込締切
11月10日(金)

11月18日(土)9:15~11:15(第5会場)
WS3. 脳波・てんかん
かつて我が国においては成人てんかん診療の中心は精神科が担っており、それに伴い脳波に関する知識・経験の多い精神科医も少なくなかった。
しかしながら、精神科臨床において脳波の役割が相対的に縮小してきたことや発作を主訴とするてんかん患者を診察する機会が減少していることもあり、脳波の有用性やてんかんの知識の重要性を十分に経験できていない若手精神科医が増えているのが現状である。
このような背景から、本ワークショップでは、総合病院精神科臨床において経験する可能性が高いトピックスに関する知識を提供すると共に、総合病院精神医学におけるてんかん学や脳波の有用性・重要性や今後の人材育成について改めて議論する機会を設けることを目的とした。

形  式:
各演者に下記のトピックスに関して自験例を含めながら発表していただく。発表時間は20分。それぞれの発表に対して5分の質疑応答時間を設ける。
最後に20分の総合討論を予定する。

参加申込
方法
当日先着順にてご参加いただけます。

企  画

11月18日(土)14:00~16:00(第4会場)
WS4. 腎臓専門医ともに考える透析、腎移植のサイコネフロジー
(日本サイコネフロロジー研究会ジョイントワークショップ)
発症から末期臓器不全(腎臓、肝臓、心臓など)に至る長期経過の中にある患者に精神科医、コンサルテーション・リエゾン(CL)サービスが関与する機会は決して少なくない。末期臓器不全患者に対する治療には臓器移植という選択肢があるが、移植による回復を望むことができない患者には、終末期における精神医学的課題に対するCLサービスが不可欠となる。こうした観点から、本学会の臓器不全・移植関連委員会では、移植のみならず、終末期身体疾患患者が抱える課題、身体疾患治療専門チームとの連携・協働を扱っている。
今回、末期腎不全における精神医学(サイコネフロロジー)の課題をテーマに取り上げ、日本サイコネフロロジー研究会とジョイントワークショップを行う。血液透析と腎移植の2事例を提示し、参加者とともに行うディスカッションを通して、課題の理解を深め、対策について考える。また、日本サイコネフロロジー研究会から腎臓専門医を招き、ディスカッションに参加いただくとともに、指定討論として末期腎不全医療の最新の動向と精神科医に求めることをお話しいただく予定である。
本ワークショップを通じて、慢性身体疾患・末期臓器不全に対する治療とCLサービスがどのように連携しうるか、我々の役割を改めて考える機会としたい。臓器移植、臓器不全、治療選択や意思決定などに関心のある方など、どなたでも広くご参加いただきたい。

企  画
臓器移植関連委員会

参加申込
方法
当日先着順にてご参加いただけます。

11月18日(土)14:00~16:00(第5会場)
WS5. メディカルスタッフ交流会
リエゾン・コメディカル委員会では、一昨年・昨年に引き続き、メディカルスタッフ交流会を開催致します。「メディカルスタッフ」と銘打っていますので、もちろん医師の参加も大歓迎です。この交流会は、(1)チーム医療を実践していく中で同じような困りごとを抱えた仲間と出会う、(2)他施設の状況を聞き、自施設や自分の状況を客観的に見直す、(3)他施設での工夫やコツを参考にする、(4)明日からまた頑張ろうと思えるような「何か」を見付ける、を目的としています。従って、総合病院において現にチーム医療に携わっている方や、これから何らかのチーム医療活動を始める方、これらの活動に興味のある方なら、どなたでもご参加いただけます。特に、各施設で孤軍奮闘され、燃え尽きそうになっている方、先が見えなくなってしまった方、是非いらしてください。そうは言っても、「口下手だし」「引っ込み思案だし」と、気後れしてしまう方もいらっしゃるでしょう。安心してください、ワークショップ形式で行いますので、一人だけポツンとなってしまうようなことはありません。皆様が話しやすい雰囲気作りを第一に考えており、本総会でリエゾン・コメディカル委員会が企画したシンポジウムや教育研修会の内容を、より具体的・実践的な観点から補完できるよう進行致します。今、総合病院では、リエゾンチーム、緩和ケアチームに加えて、認知症ケアチームや救急患者継続支援チームなど、様々な目的で多職種が協働する場面が益々増えています。より良いチーム運営のためには、常に己の専門性と立ち位置を自覚し、メンバーそれぞれの専門性を尊重し、各人が能力を発揮し目的を達成できるよう考えていかねばなりません。本ワークショップの参加を通じ、そのためのヒントとパワーとユーモアを持ち帰っていただければ幸いです。

企  画
リエゾン・コメディカル委員会

参加申込
方法
要事前参加申込。
WS5 申込書ダウンロード

定  員
事前参加登録30名+当日参加受付10名

申込締切
11月10日(金)

教育研修会

11月17日(金)16:15~18:15(第5会場)
リエゾンにおけるカンファレンス:苦労と工夫を改めて考える
私たちは日々の臨床の中で多くのカンファレンスに参加します。それは固定メンバーだけのチーム内で行うものから、コンサルテーションの依頼を受けた病棟に出向いて行うものまで様々です。カンファレンスにおいて関係者が顔を合わせ、共に議論をすることで、患者の情報や介入の目的を共有できるだけでなく、それぞれの職種で行っていた介入や判断の基準が明確になる、自らの臨床がカンファレンスの場で人目に触れるという意識によって各々の臨床の質が改善される、といったことが期待されます。しかし参加者の価値観や信念が異なる、発言者が特定のスタッフに偏る、感情的になるといったことで、全体でのコンセンサスや問題解決につながらないなど、カンファレンスには困難も伴います。「自分はその場でどうすれば良かったのだろうか」と自問自答した経験のある人も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、リエゾンチーム内のカンファレンスと病棟に出向いて行うカンファレンスの二つを取り上げ、カンファレンスの目的や意義、構造についての理解を深め、カンファレンスにおけるグループ力動の理解やその場への関わり方について改めて考え、気づきを得ることを目指して教育研修会を企画いたしました。講義やグループディスカッションを通して、できる限り体験として理解できることを目指しています。
チーム活動に慣れた方だけではなく、新人の方やチーム活動を始めて間もない方でも職種を問わずご参加いただけます。みなさまのご参加をお待ちしております。

座  長
満田  大
三井記念病院精神科

小林 清香
埼玉医科大学総合医療センター

演  者
1. カンファレンスとは
河野佐代子
慶應義塾大学病院

2. 病棟でのカンファレンス
富安哲也
亀田総合病院

企  画
リエゾン・コメディカル委員会

参加申込
方法

定  員
40名

申込締切
11月10日(金)

PAGETOP
  • 主催事務局
    富山大学大学院医学薬学研究部神経精神医学講座 内
    〒930-0194
    富山県富山市杉谷 2630番地
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