眼科・形成外科 仮想ライブサージェリー 2016年7月23日(土)~24日(日)のウェブサイトです。
会長ご挨拶
斎藤先生

高速ネットワーク医療研究会
会長 齋藤 滋
(湘南鎌倉総合病院 副院長,循環器内科部長)

 この度は、高速ネットワーク医療研究会(以下、当会)開催のOn-the-web Virtual Live Surgery Seminar 参加登録のサイトにようこそお越し頂きました。
 古来より情報は、ヒトがそれを共有することを可能にした言語を獲得し、かつ、それを記録する文字を考案した時から広く個体(空間)と世代(時間)を超えて受け継がれるようになりました。しかし、三蔵法師が遠く天竺まで経典を求めて赴いたように、情報の伝達には大きな手間と労力を要する時代が非常に長く続き、極めて大量の情報を即時的に取得できる電子的手段を我々が得たのはつい最近のことになります。
 今日、多くの都市で TCT/IPソケット通信を用いたインターネット通信網が光ファイバー通信網あるいは無線インフラの上に構築され、画像を含んだ大容量電子情報を任意の時間に双方向で交換可能なネットワークインフラが整備されてきました。医療業界でもこのインフラを利用して患者と医療従事者が離れた位置で医療行為を実施する遠隔医療という分野が確立されています。遠隔医療では大きく分けて、診断的と治療的の二つの応用が研究されていますが、教育的手段としての利用も注目されています。
 我々、インターベンションに関わる循環器内科医師および、外科学的医療に携わる外科系医師にとって極めて重要な責務の一つに治療技術の伝承、後進術者の養成があります。一般にこれらの治療技術に関しての教育の場では、執刀医の助手に付いて実際の手術を閲覧する方法が最も効果的であり、かつ、全国の大学病院等の教育施設で実施されています。このようなライブパフォーマンスの持つ教育効果が従来の記録媒体の映像によるそれをはるかに凌ぐことは、多くの指導医のコンセンサスを得た方法論と言えます。
 当会は、最新の高速ネットワークとIT技術の応用により、従来の記録媒体をネットワーク上のサーバーに置き換え、仮想空間によるライブパフォーマンスを広く研修の機会を希望される術者の方々に提供できるようなシステム作成とその有用性の実証を主目的として活動しています。現時点では情報のリアルタイム性やリニアリティーを確保するには至っていませんが、いずれテクノロジーの進歩により実現されるものと考えています。
 当会の活動が皆様の医療技術情報収集のお役にたち、かつ、我が国の医療技術の向上に貢献できれば幸いです。

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