胃外科・術後障害研究会 施設会員・個人会員の皆様へ
第48回胃外科・術後障害研究会の開催にあたり、皆様にアンケートへのご協力をお願いします。
第37回本会で当番世話人の大阪医科大学一般・消化器外科教授谷川允彦先生が残胃新生癌のアンケート調査をされてより10年が経過しました。各種の機能温存手術、消化性潰瘍治療の変遷、H. Pylori感染率の低下、生活習慣病の蔓延、顕著な高齢化などの影響のもとでの最新の残胃癌の状況を調査したいと存じます。
目的
胃癌術後の残胃にはしばしば異時性多発胃癌が発生します。その発見と治療は大切な課題ですが、発生率や介在期間などは不明で、リスク因子や適切なフォロー方法もわかっていません。残存胃粘膜が広いほど異時性多発胃癌発生の危険は大きくなると考えられますが、機能温存手術後の異時性多発癌発生に関する研究は少なく、その実態はよくわかっていません。
今回、胃切除術後の異時性多発胃癌の発生状況と、その治療内容を詳細に調査すべく、アンケートを企画しました。この大規模調査は初めての試みかと存じます。結果は適正な手術方針決定と適切なフォローアップ法を勘案する一助になるものと期待されます。
方法
異時性多発胃癌の実数と治療内容をアンケート調査いたします。集計した数を教えてください。
アンケートは本ホームページ上にUPしたExcelファイルを用いて行います。Excelファイルをダウンロードしていただき、各設問にご記入下さい。記入がすみましたら、下記メールアドレスまで添付ファイルでご返送ください。
内容
アンケートは2つの部分からなっています。
前半の調査では、貴施設で切除された異時性多発胃癌のことをお伺いします。これは貴施設で行った残胃の癌の切除症例のうち、初回手術が胃癌だった症例に限定し、初回手術の術式ごとにその初回手術からの介在期間と治療内容をお尋ねするものです。初回手術はどこで行われたものでもかまいません。
後半の調査は、異時性多発胃癌の発生率を術式別に詳細に調査するものです。貴施設で行われた胃癌手術例の実数と、その中で確認された異時性多発胃癌の実数と治療内容をお伺いします。
残りの設問では、施設における残胃のフォローアップ法や、ヘリコバクターの除菌の方針をお尋ねします。
内容はかなり細かく、記入の難しい項目もあるかと存じますので、アンケートは記入可能な部分だけ記入いただければ結構です。記入にあたっては、ガイドを参照していただけると幸いです。
倫理的側面、今後の予定、論文化など
研究計画書と、当院での倫理審査結果をUPしました。ご参照下さい。
本調査は施設に対する後ろ向き実態調査のアンケートで、個人情報をお尋ねすることはありません。また、日常診療内容を逸脱した内容を含んだり、侵襲を伴うことはございません。施設ごとの倫理審査は基本的には不要ですが、データベースに不備があり再調査が必要などで倫理審査が必要となる場合は別途研究代表者までご連絡ください。
結果は第48回胃外科・術後障害研究会でご報告いたします。
論文化も予定しますが、ご協力いただいた皆様のうち症例数の多い方々に共著者になっていただきます。
第48回 胃外科・術後障害研究会 当番世話人
金沢医科大学 一般・消化器外科 小坂 健夫
研究倫理審査結果通知書
臨床研究の実施に関する情報公開
研究計画書
アンケートの提出先
締切日:9月30日(日)
アンケート募集を終了いたしました
アンケート用紙
アンケートのご提出は
こちらをクリック
提出ボタンをクリックしてもメールソフトが開かない場合は
igeka48@kanazawa-med.ac.jp までご提出をお願いいたします。
この研究に関する問い合わせ先
金沢医科大学 一般・消化器外科 木南 伸一
kinami@kanazawa-med.ac.jp
住所:石川県河北郡内灘町大学1-1
TEL:(代表)076-286-3511(2211)内線(3127)
FAX:076-286-4626