2018年11月9日(金)・10日(土)に開催される第48回胃外科術後・障害研究会の告知サイトです
当番世話人挨拶

一般・消化器外科学教授 小坂 健夫

第48回胃外科・術後障害研究会をお世話させていただきます金沢医科大学 一般・消化器外科学教授 小坂 健夫です。非常に光栄に存じますとともに、教室をあげて本研究会が実りあるものとなるよう努力するつもりであります。

本会は2つの研究会から結成されました。第1回が1972年に徳島で開催された迷切研究会と、第1回が1988年に東京で開催された胃術後障害研究会、これらが1998年に1つとなり受け継がれている歴史と伝統のある研究会です。

金沢では2003年に第33回胃外科・術後障害研究会を金沢大学 がん局所制御学分野教授 三輪 晃一先生が担当されました。 15年ぶりに金沢で開催させていただける事を心より感謝申し上げます。

今回は『Precision surgery ―再発も障害もない胃切除を目指して―』をメインテーマとさせていただきました。それぞれのご施設で、胃癌の治癒を目指しながら、合併症・後遺症を防ぐ、まさに『精密手術』に打ち込んでおられると存じます。その工夫と成果をご発表いただきたいとの思いでテーマに掲げました。

主題および一般演題におきまして、『Precision surgery』に関する様々な演題を募集いたします。さらに今回は残胃癌のアンケートをお願いする予定です。第37回本会で当番世話人の大阪医科大学一般・消化器外科教授谷川允彦先生が残胃新生癌のアンケート調査をされてより10年が経過しました。各種の機能温存手術、消化性潰瘍治療の変遷、H. Pylori感染率の低下、生活習慣病の蔓延、顕著な高齢化などの影響のもとでの最新の残胃癌の状況を調査したいと存じます。

会期の11月上旬の金沢は、白山の初冠雪、兼六園の紅葉、さらには冬の味覚など楽しめる時期です。胃外科をご専門として施設を代表される先生方には、ぜひ若手の先生方をご指導いただいて、多くのご演題を応募いただければと存じます。先生方のご来沢を心よりお待ち申し上げております。

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